「体幹トレーニング」が基礎代謝を向上させる理由

代謝とは、体の細胞が栄養を分解する事で得られるエネルギーを使って、細胞を生まれ変わらせたり、発展させたりする一連の流れを指します。 代謝には、新陳代謝や基礎代謝がありますが、主にダイエットに関係するのが基礎代謝です。 ダイエットをする上で基礎代謝を上げる事は必須と言われますが、この基礎代謝を上げるにはどうしたら良いのでしょうか？ このページでは、基礎代謝を上げる３つの方法について説明したいと思います。

基礎代謝とは何か？

基礎代謝を上げる方法を学ぶ前に、そもそも基礎代謝とは何なのかをしっかりおさらいしておくと良いです。 一言で説明すると、基礎代謝は安静にしていても消費するエネルギーです。 つまり、私たちは運動をすると当然体内の脂肪がエネルギー源として消費されるわけですが、実は私たちが寝ている間でもエネルギーは消費されているわけです。 寝ている間でも私たちは呼吸をしますし、胃や腸などの消化器官も運動をしているのですよね。 しかし、この基礎代謝は、食生活の乱れ、生活習慣の乱れ、ストレスによって低下してしまうのですよね。 そうすると、当然エネルギー消費量も低下するので太りやすくなってしまうのです。

体幹を鍛えると基礎代謝は向上する

基礎代謝を向上させる為にできる事はいくつもありますが、最近では、「体幹を鍛える」と基礎代謝向上にとても効果がある事が注目されています。 「体幹」とは、体の胴体部分の事ですが、この場合の体幹は表面上の事ではなく、体幹の深層部の筋肉を指します。 主に４つの筋肉で構成されており、上の部分から順に、

• 横隔筋
• 多裂筋
• 腹横筋
• 骨盤底筋群

と呼ばれています。筋肉は体の軸となってバランスを正しくキープする働きをします。 また、その働きによって体の各臓器が正しい位置にキープされているわけです。 でも、例えばこれらの筋肉が何らかの理由で減少したり、弱くなったりすると、内臓を正しい位置にキープできなくなり、重力に負けて内臓が下へと下がってしまうのです。 このように内臓が本来の位置からズレてしまうと、周辺の血管を圧迫するようになり、血行が悪くなるのですよね。 血行が悪くなると、細胞が代謝する為の栄養分が届きにくくなるわけですから、基礎代謝も当然低下してしまうのです。 体幹は加齢が進めば進むほど、自然に筋肉量が低下してしまいます。ですので、体幹を鍛える事で基礎代謝の低下を防ぐ事ができるのです。

体幹を鍛える事自体、エネルギーを消費する

これまで、体幹を鍛える結果として基礎代謝が向上する事をお話ししてきましたが、体幹を鍛える行為自体がそもそも運動ですので、トレーニングする事でエネルギーが消費されるわけです。 ですので、一石二鳥という考え方もできます。 また、体感を鍛えることによって、姿勢の改善にもなります。 猫背のように姿勢が悪いと腹筋の筋力が落ちてしまい、内臓（胃腸など）の位置が下にずれてしまい、ぽっこりお腹の原因にもなります。 体感を鍛えるのことはとても重要なのですね。